消化器内視鏡世界シェア約70%を支える3つの柱

安全・確実・快適に行ない品質保証を確かなものにするために、会津オリンパスでは「高度精密加工技術」「匠の技」「情報システム」の3つの柱を立てています。

最新の「高度精密加工技術」

「高度精密加工技術」を追求し、ものづくりの究極を目指す。

ドクターの目や手となり自在に体の中で動かせるように、内視鏡にはたくさんの複雑な形状の部品が使用されています。その加工や製造に用いる刃物や加工機に既製品がないものは、「ないならつくる」の発想で、自社ですべて開発。直径0.25mmのレンズ等、極小で微細な部品の製造も可能にしました。
最新の生産設備で効率的な生産を行なっています。

複合加工機

材料を入れるだけで、複雑な形状の内視鏡部品が全自動で加工できる…、そんな夢のような機能を実現した「複合加工機」は、会津オリンパスが長年培ってきた金属加工技術の集大成。安定した品質での生産と加工時間の大幅な短縮を実現しています。

レンズ加工システム

レンズ素材から自動でレンズ加工を行う「OLS(オリンパス・レンズ加工・システム)」。内視鏡に必要な超微小レンズまで対応可能で、作業効率の向上やコスト削減を実現しています。

熟練した技能者の「匠の技」

卓越した「匠の技」で、機械にできない微細な組み立て作業を可能にする。

どれだけ加工装置の性能が上がっても、まだ機械では自動化できない領域があり、そこで活躍するのが技能者の卓越した「匠の技」です。人の体内で使われる内視鏡に求められる安心と安全。そのレベルにまで製品の価値を高めていくには、ベテランの技能者だけが持っているカンとコツも必要になります。技能者達はプロフェッショナルとしての誇りと責任を持ち、常により高い技能の取得に取り組み、創意工夫に努力しています。

微小接合作業

内視鏡の湾曲部分を構成する部品を、熟練した技能者が手作業でひとつひとつ作り上げていきます。加工する箇所を顕微鏡でのぞきながら進める作業は非常に繊細な作業です。

スコープの組み立て

組み立て工程の最終段階、内視鏡の操作部分とワイヤーや配線、パイプなどを接続していく作業。社内ライセンスを持つ高度な技能者がスピーディーに組み立てていきます。

自動洗浄消毒装置の組み立て

使用済みの内視鏡スコープを丸ごと洗浄・高度消毒できる装置の製造も行っています。一人生産方式で、豊富な経験を持つ技能者が担当します。

2つの柱を支える高度な「情報システム」

ハイレベルな生産体制を常にサポートする。

高度な精密加工を自動化する装置群、経験に基づいた技能者の高い技術。内視鏡の生産を支える2つの柱を、情報の面からリンクさせるのがコンピュータとネットワークによる「高度情報技術」です。世界中から送られてくる情報に基づいて生産計画を立て、納期までに確実に製造できるようにさまざまなサポートを行います。世界のドクターの意見を的確に把握するため欧米と定期的にテレビ会議を行ったりと、その役割はますます大きくなっています。

電子マニュアル

生産ラインでは製品ひとつひとつがバーコード管理され、各工程でどのような作業が必要なのかがモニターに表示される「電子マニュアル」が用意されています。担当する技能者の技能習熟度合いに応じてそのレベルにあった作業標準書が示されます。

統合情報システム(ERP)

効率の良い生産体制の確立のために、会津オリンパスでは生産管理システムを導入し、各生産部署をネットワークで結んでいます。オリンパスグループ内の他の生産拠点とも情報を共有し、生産から販売までが一体となった運用を行っています。

3D設計(3D-CAD)

複雑な形状を持つ内視鏡部品はCADによって設計され、オンラインで加工現場と結ばれています。また東京都八王子市にある技術開発センターとも技術情報が日常的にやり取りされ、効率の良い生産方法の研究が行われています。