先輩インタビュー品質保証グループ

“最後の砦”で、安全安心を目指す
顧客視点を軸とした評価で市場リリースに導く
品質保証グループ 2009年入社

自分のスキルがものづくり、社会貢献に活かせる

私は地元の会津出身で、高校卒業後は県外の大学へ進学しました。就職活動では関東圏も視野に入れていましたが、そんなときに参加した合同企業説明会で、ひときわ大きなブースで目を引かれたのが、会津オリンパスでした。

医療機器を製造している地元企業ということで関心を寄せ、いろいろと調べてみると、オリンパスが手がける内視鏡は世界中で展開されており、医療に大きく貢献していることがわかりました。自分が学んできたスキルを医療機器製造というものづくりに、さらには社会貢献に活かせることに魅力を感じ、会津オリンパスへの入社を志望しました。会社の見学会や先輩社員との懇親会で、皆さんがやりがいを持って楽しく仕事をしている様子が感じられたのも大きかったですね。

品質保証は製品製造の“最後の砦”

入社以来、品質保証グループで新製品の評価を担当しています。新製品の立ち上げは、製品設計から量産のための生産設計、製造、販売という流れで進んでいきますが、私たちのグループは市場にリリースされる前に、出来上がった製品がさまざまな要求を満たしているかどうかを検証し評価します。いわば、一連の製品製造における“最後の砦”となる業務ですね。

とはいっても、設計の段階から各関連部署と連携を図り、懸念事項があれば共に検討していきます。安全かつ安心できる高い品質の製品を提供し、医療や社会に貢献することをミッションとして、各ステップに広く深く関わりながら、最終的な評価を行うということで、その役割と責任はとても大きいと感じています。

1日の仕事の流れ(モデルケース)

8:00 出社

8:35 サブチームミーティング

チームの中でも電気系を担当するメンバーでの打ち合わせ。情報を共有し、その日の業務予定を確認します。

9:00 新製品開発の打ち合わせ

オリンパス本社の関連部署と、立ち上げ中の新製品開発についてテレビ会議を実施。

11:35 昼食

12:20 チームミーティング

毎週月曜日は、チーム全体でのミーティグを行い、情報を共有します。

13:00 試作品の検討

完成した試作品の各仕様が要求を満たしているか、確認を行います。

15:30 レポート作成

検討後のレポート作成は、アウトプットとして重要な仕事です。

18:00 退社

一丸となって市場リリースを成し遂げたときの達成感

新製品を立ち上げていく過程では、さまざまな課題にぶつかります。その都度、チームのメンバーや関係者と意見を交わしていきますが、軸となるのは、ユーザーである医師の視点、その先にいる患者さんの視点です。その顧客視点がぶれないように、一丸となって一つひとつの課題を乗り越えていく。そうして製品が無事にリリースできたときには、大きな喜びと達成感が味わえますね。

品質保証グループの仕事では、機械系、電気系、撮像光学系をはじめ、統計学や医学など幅広い知識が必要になります。私は大学では物性系の研究をしていたので、その知識を直接業務に活かす場面はあまりないものの、原理原則に基づく論理的な思考を構築するうえでは役立っていると思います。

プライベートでも自己研鑽を

入社以来、新製品の立ち上げの中でも、設計から製造までに携わる業務を担当してきたので、今後は販売やアフターサービスのほか、品質保証グループ以外の仕事も経験してみたいですね。

プライベートでは品質保証の仕事で頼られることが多い統計学のほか、英語の勉強にも取り組んでいます。今の業務で英語に触れる機会はほとんどありませんが、海外にも複数の拠点があり、英語が必要になる可能性もあります。いつそうした機会が訪れても困らないよう、好きな洋楽の英語の歌詞を日本語で訳すなど、楽しみながら学んでいます。

チームのスローガンは「ツナグ」

私が所属するチームは、周りの職場からみても若いチームで活気があります。

チームでは行動指針として、「ツナグ」というスローガンを掲げています。例えば、自分が経験したトラブルやその改善事例をメンバーにつなぐことで、効率化が図れる。そんなふうに、自分の行動や仕事の結果を何かにつなげていくことを、常に意識するようチームで心がけているのです。これまでは困ったことがあれば時に先輩に相談に乗ってもらい、解決に導いていただきました。今後は自分も後輩に頼られ、スキルや経験をつないでいけるような先輩になれたらと思っています。根気強く1つのことをやり遂げる志のある方と、一緒に働けたらうれしいですね。